ウイルス対策
最近ちまたを賑わしている「クレズ」というウイルスの解説、PCチェック方法、対応策などをご紹介します。
●ブラスターについては、マイクロソフトより下記アドレスに詳細がありますので、参考にしてください。

http://www.microsoft.com/japan/technet/security/virus/blaster.asp

その他最新情報は ココから

●クレズとは?

メールに添付されています。添付されたデータを開かなくても、このメールをプレビュー(メールソフトの下半分で本文が自動表示されている状態)するだけで感染し、潜伏期間を過ぎるとPC内のファイルを破壊します。

更に、感染したPC内(のアドレス帳など)に存在するアドレスを無作為に選択し、「選択されたアドレス」を発信者として、他のアドレスへ自分を送信しようとします。

つまり、あなたのPCが感染すると、あなたのPCから、「あなた以外のアドレスを発信者としたウイルスメール」が送信されてしまう可能性があります。

 

●クレズに感染すると

今日、あなたのPCがクレズに感染したとします。

クレズは奇数月の6日に破壊活動を行いますので、あなたのPCに保存してあるデータ(ソフト)のいくつかは、7月6日に破壊されてしまう可能性があります。

更に、クレズは潜伏期間中にも、感染したPCから他のPCへ、メールで自分を送りつけようとします。
ただし、メールの送信元は、感染したPCのアドレスとは限りません。

例えば、あなたのPCにはA〜Cさんのアドレスが登録されているとします。クレズは、その中から、Aさんのアドレスを送信元として選択し、Bさん、Cさんにウイルスメールを送信してしまうのです。

Bさんがウイルスをチェックできるソフトを持ってると、Aさんからウイルスメールが送られて来た事に気が付きます。その場合、当然Aさんに「あなたからウイルスメールが届きましたよ。感染していますので、ウイルスを駆除した方が良いですよ」と忠告してあげますよね。でもAさんがいくら調べても、AさんのPCからウイルスは発見できません。Aさんは感染していないのですから。本当にウイルスに感染しているのは、あなたでしたよね。

あなたは誰からも忠告してもらえないので、ウイルスが破壊活動をはじめない限り、自分が感染している事に気が付きません。メール以外にはほとんどPCを活用していない人の場合は、データを破壊されても気付かない可能性があります。あなたが感染している事に気付いて駆除しない限り、クレズはウイルスメースを送信し続けます。

このようにクレズは、感染元の特定が大変難しいウイルスです。だからこそ、クレズは今でも広がり続けているのです。

 

●感染確認方法

クレズの蔓延を防ぐ為には、みなさんが、自分で「感染していない事を確認する」、若しくは「駆除する」しかありません。
まずは、自分のPCがクレズ
に感染していないかどうかを確認してみましょう。

クレズに感染してしまった場合には、以下の「ファイル」が作成されます。また、レジストリの値が変更されます。

<Windowsのシステムディレクトリ>¥WINK*.exe(「*」は無作為な文字列)

Windowsのスタートメニューから、「ファイルやフォルダの検索」を行い、上記ファイルが作成されていないか調べてみましょう。

 

●対応策

クレズは「メールをプレビュー」しただけで感染してしまいます。

多くのメールソフトは、通常、「選択したメール」を勝手にプレビューして、すぐに中身を読む事ができるように設定されています。つまり、もし、そのメールにクレズが付いていた場合、プレビューした瞬間にウイルスに感染してしまうのです。

怖いですね〜、恐ろしいですね〜。メールもろくに開けない時代なんです。
「これじゃあ、メールのやり取りなんかできないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、対策はあります。

今すぐ出来る事は、「メールをプレビューしない」ように設定を変える事。

これをやると、メールソフトを開いても画面の下半分で「最新のメール」の中身が表示(プレビュー)される事はありません。メールのタイトルのみが表示されますので、覚えのないアドレスから送信されたメールは開かずに削除しましょう。これだけで、感染する確率がぐっと低くなります。

とりあえず「Outlook Express」の場合で「メールをプレビューしない」ように設定を変える方法をお知らせしますので、他のソフトを使っている方は、似たような操作ができないか調べてみてください。

※画面上部のメニューバーから「表示」→「レイアウト」を選択し、「プレビューウインドウを表示する」のチェックを外して下さい。

これだけです。とっても簡単ですね。使い勝手はかなり悪くなりますが、これもウイルスに感染しない為です。我慢しましょう。

しかし、これでクレズを100%予防できる訳ではありません。例としてご紹介していた通り、知り合いのアドレスからクレズが送られてくるかもしれません。「タイトル」を見ればおかしいと気付く場合が多いのですが、それでも開いてしまうのが人情というもの。ではどうするか?

メールソフトのバージョンアップを行いましょう。

現在「Outlook Express」に関しては、ver6以上であれば、クレズに感染せずに済むようです。その他のソフトをご利用の方も、最新のものにバージョンアップする事をお勧めします。
バージョンアップはソフトの使い勝手が良くなるだけでなく、ウイルスに関しても最新の対策を施してありますので、ご利用のソフトがバージョンアップされていないか、こまめに確認を行ってください。

しかし、万が一の事を考えるなら、「ウイルス駆除(ワクチン)ソフト」を購入されるべきでしょう。

だいたい8,000円ぐらいから販売されているようですが、これを購入したとしても、アップデートは随時行う必要があります。ウイルスもどんどん進化していますので、古いワクチンでは駆除しきれない為です。
また、無料でのアップデートが可能な期間は1年間となっている場合がほとんどですので、それ以降は有料でアップデートを行う必要があります。

どんなに万全のセキュリティを施しても、100%という事はありません。ワクチンソフトはウイルスが発生してから作られる訳ですから、運悪く、ワクチンができていない、最新のウイルスに感染してしまう可能性もあります。

作成したファイルはバックアップを取るよう心掛けたり、ウイルス情報を頻繁に確認する習慣を付けるなど、被害を最小限に抑える事が重要です。

 

●最新情報を仕入れる

ウイルス対策を行う上で、もっとも重要な事は、「常に情報収集を行う事」です。

「ワクチンソフト」の開発メーカーでは、常に最新のウイルス情報を公開していますので、1度ご覧下さい。また、以下にご紹介するHPでは、ウイルスチェックが行える機能や、無料のワクチンをおいている所もありますので、是非ご活用下さい。

トレンドマイクロ株式会社: http://www.trendmicro.co.jp/

日本ネットワークアソシエイツ株式会社: http://www.nai.com/japan/virusinfo/vinfo.asp

マイクロソフト株式会社: http://www.microsoft.com/japan/security/

 

※注意

この情報は、あくまで”参考”に留めておいて下さい。もし、上記内容に誤りがあった場合や、設定の変更などによるシステム障害などが生じた場合でも、弊社では責任を負えません。ウイルスに関する詳しい情報は、上記の「ワクチン開発メーカーのHP」にてご確認下さい。

また、ウイルス対策に関するお問い合わせ、ご質問にはお答え出来ませんので、ご了承下さい。

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